中国では、暗号資産の取引などが全面禁止となったそうです。
まったく信じられないニュースだと思ったんですが、以前から国内の取引などは禁止となっているとのことで、今回は海外との取引も禁止となり取り締まりの対象になる、ということのようです。
世界の流れと逆行しているようにも感じますが、デジタル人民元の国内での流通を優先するという目的からすると、効果的な方法かもしれません。
仮想通貨は、他の資産に比べると国外への持ち出しが容易なので、資産の国外流出を防ぐ意味もありそうです。
ただ、エルサルバドルのように、仮想通貨を法定通貨とする国は今後も増えるんじゃないかと思いますので、いくら中国と言えども仮想通貨をずっと禁止はできないように思います。
選択肢が少ないというのはけっこう不便ですし、禁止されると余計に欲しくなるような・・・。
今は仮想通貨をとりあえず禁止としておいて、デジタル人民元が一般的となった時点で、ある程度制限をつけながら順次利用を許可していくのが妥当なところかなと思います。
今回の中国の決定が良いか悪いか分かりませんが、政府に大胆な改革を決断できる実行力があるのは、ちょっとうらやましいと思いました。